子どもは減り、知的障害が増えている

お隣、中国では環境汚染により奇形児が急増しているという。
そこまではいかないにしろ、知的障害者が増えているという話。

知的障害者ばかり増えているが、原因はよくわからない。ろう学校、盲学校では生徒数は微減。養護学校では肢体不自由者や病弱者はほぼ増減がない。茨城大学の荒川智教授(特別支援教育)は「一九九〇年代から国が始めた特別支援教育の必要性に保護者らの理解が深まり、潜在化していた障害者が表に出てきた。普通学級に居づらい軽度の障害児と保護者が新しい居場所として特別支援学級などを求めたことも考えられる」と分析する。

 一方、千葉大学の梅谷忠勇教授(障害児教育)は「大脳の障害に起因する障害が増えている可能性もある」。文科省特別支援教育課は「『医学の進歩で、重度の障害でも生存率が高まった影響もあるのでは』という見方もある」とする。同省では、知的障害者急増の原因について、現場から意見聴取することも考えているという。

増える知的障害の子ども 特別支援学級56%増 自治体の対応に遅れ

いまやストレス社会。鬱だの何だのと、健常者でさえ精神を病んで、なかなか社会復帰できないところまでいく人も多い。
そして知的障害者の増加。
中国のような、環境の影響も、あるのでしょうか?

問題はこのような学校を出た後なのですよね。
世の荒波に乗り出して行けるものが、身につけられるかどうか。
不安をかかえる親も多い。
将来を悲観して、心中するというケースも多く見ている。

社会全体が、彼らとどうつきあっていかねばならないのか。
それもまた、不安な面が多いのは事実。